こんにちは!
長崎大学生涯教育センターのスタッフです。

11/26(水)に長崎大学公開講座「長崎の伝統野菜を作ろう~種から考える栽培技術~」の第3回を開催しました!
始めに、今年の伝統野菜の生育について、
講師の長崎大学教育学部准教授 鎌田英一郎先生よりお話がありました。
今年は、気温が高く、間引き後は降水量も少なかったこともあり、
生育に遅れが見られました。
また、大根が太くなる目安の平均気温17℃の冷涼な環境になったのも
第3回の講座が近づいてきてからだったので、
太くなり始めたばかりだと話されました。
第2回の講座の母体選抜に向いている野菜の特徴について復習を行い、
大学構内にある農場へ移動をしました。
一面、元気に生い茂った伝統野菜の葉に覆われており、
今からの収穫に受講者の皆さんの顔から笑みがこぼれていました。


太くなり始めたばかりの大根もりっぱな大きさで、
皆さんの歓喜の声と拍手が聞こえました!
雲仙こぶ高菜も適度に成長をしていました。
今年は、気温が高いせいか、害虫被害も少なく、
葉もきれいに成長できたようです。


少ない人数でしたが、作業もスムーズに進み、
あっという間に野菜を全て収穫してしまいました。
続いて、次へ残すための『母体選抜』を行いました。
鎌田先生より、諫早四月大根の特徴、
第2回の講師で来ていただきました
竹田かたつむり農園の竹田様のアドバイスをもとに、
どの個体が母体として向いているかを
受講者の皆さんと一緒に選んでいきました。
長崎紅大根(大根とついてますが、かぶの仲間です。覚えていますか?)も
同様に母体選抜を行いました。
選ばれた4つのそれぞれの個体は、
来年度の種を残すためにまた畑に埋め戻されます。
こうして、命は繋がれていくのです。まさに『いのちのつぶ』です。



収穫を終え、再び教室へ戻り
今年の大根とかぶの食べ比べを行いました。
甘味・辛味・風味・歯ざわり・総合評価、
甘みがあるね!さくさくしている!など、
受講者の皆さんそれぞれ触感についての感想も一緒に聞こえてきました。


食べ比べ後、調理室へ移動し、
今年の実りを味わうために、受講者の皆さんで収穫した伝統野菜を使い、
調理を行いました。
雲仙こぶ高菜の立派なこぶ!
調理の途中で、こぶの部分を切り分け、
受講者の皆さんつまんで味の確認をしていました。
なんでも、こぶの部分が葉や茎に比べて甘いらしいです!
ご持参いただきました野菜も一緒に食卓に並べられ、
今年の実りをおいしく味わいました(^ω^)モグモグ
来年度も伝統野菜の公開講座に参加して、
今年度と味が違うか比べてみたい!
伝統野菜をもっと知りたくなった!!
受講者の皆さんから
次が楽しみという感想をいただきました。
続けていく、繋げていくを学べる伝統野菜の講座を
来年度も実施できるよう検討&計画してまいります(>_<)
次回開催をお楽しみに♪




