理念
長崎大学は、①教育改善、②入学者選抜に係る支援、③長崎県内における学校教育・社会教育等の地域教育向上に資するための支援を推進することを目的に「教育開発推進機構」を設置しています。「生涯教育センター」は、主に③の目的を実現するために同機構内に置かれるセンターであり、具体的には、2つの各部門において下記の事業を展開しています。
【地域教育連携部門】
- JELLYFISHプロジェクトに関すること。
- 長崎県内大学等間連携共同教育推進事業に関すること。
- 長崎県内大学・短大等間の単位互換事業(NICEキャンパス長崎)に関すること。
- 本学が企画する公開講座の実施に関すること。
- シニア人材育成事業に関すること。
- その他長崎県内の学校教育支援及び社会教育支援に関すること。
【リカレント教育開発部門】
- 社会人の学び直しのためのリカレント教育の開発に関すること。
- その他リカレント教育に関すること。
これらの事業を通じて、グローバル時代における地方創生の中核を担う人材育成と地域の課題解決や持続的発展に積極的に貢献していきます。
センター長メッセージ
長崎大学 教育開発推進機構
生涯教育センター長
副学長
中村 典生
更に地域の皆様から信頼されるセンターを目指して
生涯教育センターの前身は「地域教育総合支援センター」です。同センターでは教育研究の成果を広く地域に還元し、長崎県内の地域教育向上に資するための様々な取り組みを行っていたところです。
令和2年7月1日、長崎大学では一つの大きな組織改編が行われました。それが「教育開発推進機構」の設置です。同機構内には、本学の教育改善を担う「大学教育イノベーションセンター」、入学者選抜に係る支援を担う「アドミッションセンター」、そして上記の理念でも説明した「生涯教育センター」が置かれます。旧地域教育総合支援センターの機能は基本的に生涯教育センターに引き継がれ、3つのセンターが横のつながりを持ちながら、より包括的な教育の拠点を形成しています。
また、旧地域教育総合支援センターから生涯教育センターとなるにあたり、内部の組織自体も再編しました。生涯教育センターには、「地域教育連携部門」と「リカレント教育部門」の2つの部門が置かれます。
旧センターには「学校教育支援部門」「社会教育支援部門」「教育臨床支援部門」がありましたが、これらの機能統合を図り、新しく置いたものが地域教育連携部門です。
同部門では、これまで築き上げて来た地域との関係を大事にし、旧センターで行っていた事業を引き継ぐことはもちろん、更に様々な地域との教育連携の機会を考案し、実行に結びつけていきます。例えば、既存の長崎県教育委員会と連携したJELLYFISHプロジェクト、NICEキャンパス(大学間単位互換制度)と留学生との共学共修によるグローカル人材育成プログラム、リケジョ事業(女子中高生の理系進路選択支援プログラム)、ジュニアドクター育成塾、SC(サイエンスクリエーター)育成事業、サイエンスカーラボ、サイエンスファイト、外国語教育支援事業などに、これからも一層力を入れて取り組んでいくことに加え、ギガスクールやポストコロナを見据えた、長崎県各市町と長崎大学を結ぶ双方向教育システムの構築なども考えて行きます。
一方、生涯教育センターとなるにあたり、新たに加わった事業もあります。それが「リカレント教育」の推進です。当該事業は、先述の地域教育連携部門と並び、域内産業界などの社会的ニーズを捉え、域内の皆様方に再度大学で学ぶ機会を提供し、知識・技術等の修得、資格等の取得などを支援する重要なものです。これらを推進していくために「リカレント教育部門」を新設しました。現在、学内での議論を進め、具体的な事業構想等を練っているところであり、必ずや皆様のお役に立てるものにしようと取り組んでおります。
今後も地域の生涯教育の拠点として、更に皆様から信頼されるセンターを目指して行きます。引き続きご支援並びにご協力頂けますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。